2025年末時点での、全国の税理士登録状況の調査結果が公表されました。
全国に8万人、山梨県に300人
AIが流行っているので
税理士会から発行されている業界紙「税理士界」の今月号に、税理士の登録状況の統計が出ていました。
ふむふむと数字を眺めていましたが、なにせ文字が小さくて読みにくい。
そうだ!AIにこれを図解してもらおう!
というわけで、遊び半分の記事です。
なお今回利用したのはClaudeCowork。
まず人数を見てみましょう
各年の年末時点で、税理士会に登録されている税理士の人数推移です。
税理士業務を行うには、必ず税理士会に登録する必要があります。
そのためこの人数が、各年末で活動している税理士の総数と考えてよいと思います。
こう見ると、毎年増加しているんですね。
2025年末時点での全国税理士登録者数は82,513人。
このうち2025年新規登録者数が2,772人、一方で登録抹消者数が1,955人。
新規登録者の内訳は試験合格が20%、試験免除(大学院、国税OB)が60%、公認会計士の参入20%。
登録抹消者の内訳は死亡35%、業務廃止65%。
都道府県別に比較すると
2025年末の都道府県別の登録者数です。山梨県だけ、目立つオレンジ色にしてみました。
…はい、まったく目立ちませんね。
47都道府県のうち、登録者数下位10都道府県だけをクローズアップしてみましょう。
グラフの単位は(人)です。
下から数えて10番目(上から38番目)が山梨県です。登録者数は山梨県全体で、304人。
山梨県には甲府支部・大月支部があり、2026/5時点の甲府支部登録者数は243人。
ということは大月支部は50人程度ということになります。
ついでに、登録者数の上位10都道府県もクローズアップしてみましょう。
グラフの単位は10,000倍、(万人)です。
圧倒的な王者、東京。人数は2万4,774人。全国の登録者のうち30%が東京にいます。
2位の大阪府9,157人、3位の愛知県5,590人、4位の神奈川県4,846人と比べてもブッちぎりの1位です。
上位は主に大都市とその周辺が並んでいますが、北海道がランクインしているのは面積の問題ですねきっと。
ここに載っていませんが、山梨県に隣接する静岡県には1,781人、長野県には944人の登録者がいます。
全国での女性比率は16%(甲府10%)
全国・東京・山梨(甲府支部)で比較してみました
人数比、青が男性、緑が女性です。
女性税理士、最近はずいぶん増えてきた感覚ですが、まだ全国でも16%なんですね。
大都市部では比率が高く、東京だと約20%、一方甲府支部は約10%。
ちなみに甲府支部の統計は紙面には出ていなかったので、手許の会員名簿から手で数えています。
甲府支部243人のうち、女性は23人。
希少な女性税理士の方々、例会の会場などでお見かけすると、ついついナンパしてしまいます。
個人的に一番興味があったのは
税理士の高齢化がすすんでいる?
「税理士は平均年齢が高い」という話、昔からいわれています。知り合いから、「お願いしている税理士が、高齢で持病もあり心配」「…認知症ではないかと思うんだけれども…」などという深刻なお悩みを聞くことも、時おりあります。
というわけで、最後に税理士の年代別の構成比を見てみたいと思います。
30代~50代(寒色)が、47.25%。60代~その他(暖色)が、52.75%。
なお、20代の税理士はほぼいないので、「その他」は80代~と考えてよいかと思います。
個人的には、意外に40代+50代が健闘してるな、という感想です。
「60代以上が半数以上!高齢化!!」という文脈で語られることが多いですが、現場で見ると今の60代はまだまだ現役の方が多いように思うので、30~60代を合計すると全体の約7割です。
20代がほぼ皆無、30代も5.66%というのは確かに少ないのですが、税理士、新卒で目指すより他の仕事をしてから転向する人が多いので、20代後半から目指しはじめても30代後半~40代くらいで登録が一般的ではという感覚があります。私も27歳で試験を受けはじめて、37歳で登録しました。
この資格、「試験制度として1科目ずつ取っていける」「人生の展開上一旦受験をやめたとしてもまた再開できる」「さまざまな立場に身を置いた人ほどその人生経験を生かせる」というあたり、私は趣深いと思っているのですが、昨今は「コスパ悪い」という評価も多いですね。
…ただ人生というのは、なかなか高速道路で旅するようには進まないものだと思うのですよ…。
なお最近は、会計士からの参入、大学院進学による試験免除制度を利用する方が増えているので、この要素は若手の増加にかなり影響を与えているようです。
60代~の層が常に分厚いのは、税務署勤務23年(または28年)を超え、かつ定年退職を迎えた方々(いわゆる国税OB)が退職後の第2ステージで税理士登録する年代であることが原因としてあげられます。
ここで、参考までに現在の日本の人口全体における30代~の年齢別分布を置いておきます。
そもそも日本全体の人口として、前期氷河期世代(現在50代)~団塊世代(現在70代)が多いんですよね。だから定年制度もない税理士業界、それほどおかしな比率でもないのかなあ、なんて思ったりもします。
ただ定年のない仕事だからこそ、ご高齢でも矍鑠とした方もお見かけする一方で、気力体力が衰えても廃業を決断できず、結局仕事の質を落としお客さまにご迷惑をかけるという事例もあるようです。
そのような話を聞くと、私も責任ある引き際を心がけていかなければと思います。
あれから早10年
私の税理士試験の合格が2016年12月。
34歳の時。
2年間の修行を終えて税理士登録をしたのが2019年8月。
37歳の時。
そして甲府で開業したのが2023年8月。
41歳の時。
時が経つの、早いですね…。
ほんとに、早いですね…。
でも10年間を振り返ると、ずいぶんたくさんのことがあり、たくさんの方に出会ったと思います。
34歳で業界未経験というトウの立った新人だった私を育ててくださった方々に、この場を借りて感謝します。
おわりに
AI、数ヶ月毎に主役が変わるので、課金をどこにするか、悩んでばかりの毎日です。
グラフの色彩センスは、明らかに私より優秀でした。次は何をしてもらおうかな。
